BMW 325iTouring エンジン不調修理
皆様こんにちは、アローズの矢田でございます。
今回はBMW 325iのエンジン不調修理になります。
症状は寒い朝一だけエンジン始動時にストール、かかっても振動やフケ不良の後にエンジンチェックランプ点灯という症状になります。
エンジンチェックランプは点灯するものの、落ち着いてしまえば症状が消えるという厄介系で御座います。
エラーコードは2、3番のミスファイアになります。
エラーコードに従いまずは2.3番のイグニッションコイルを交換してプラグを全て清掃しました。
で、翌朝を待って始動、吹け上がりの不良は無くなりましたが、暖まるまでの振動、それと一回目スタート時のストールも起こります。
とりあえず次に怪しいのはインジェクターという事で別の場所のインジェクターと入れ替えて翌朝をまち症状を検証してみます。
翌朝、やはり吹け上がり以外の症状は残ったままです。
テスターをあてるとエラーコードは移動した1.4番に見事に移動しています。(実はこの時点で症状はあるのにエラーが出なくなり何日か時間がかかりました)
ではインジェクター交換です。
対策品なのか品番が変わっていますので出来れば全交換がベターですが、何せお高いパーツ(1つ50000オーバー)の為今回は2個に留めます。
新旧を比べると長さが違いますね、何かしらの対策なんでしょう。
まずは直す事が優先事項なのでこのまま進めます。
交換後再び翌朝を待ってエンジン始動!
さぁ、直ってくれよーっ!!
見事に始動直後の振動が消えました!
そしてアクセルを開けた瞬間の下の吹け上がりが更に良くなりました!
が!!!
まだ初回スタート時にストールする(汗)
もうわけがわかりません、点火、燃料、後は空気?流石にそれは考えにくい・・・
そもそも朝一一回目の始動時にのみ・・・
フッとセルモーターが脳裏をよぎりました。
まさかコイツが悪さをして始動直後に負荷になるのでは?と思い、かなり時間が経過している事もありとりあえずバラし始めました
調べるとE90のセルトラブルはそこそこあるようです。
それにしてもインマニ外さないといけないのは辛い、コレがハズレだったらやり損になりますし・・・これ以上オーナー様への請求も増やしたくない!
とりあえずバラしてブラシ廻りを含め全清掃して組み上げ、元に戻してまたしても翌朝を待ちます。
翌朝、結構寒いしコレで直れば!
バッチリ直りました!始動後の回転もビシッと安定、冷間時アイドルアップから通常アイドルに戻る際も安定しています。
ようやく完治としてよさそうです。
それにても複合原因による故障は頭を悩まされます。その分解決した時の気分はコナンくんです! いくら苦労しても真実はいつも1つ!!(笑)
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